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222SR

しばらく更新をサボってしまった。
チビたちが4ヶ月になったり、ニューイヤーミーティングに行ったりもしたが、すっかりさぼってしまった。
そんなこんなで一ヶ月もサボってしまったのだが、新しいマセラティが仲間入りした!
不動車の222SR
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何が原因で不動になったのか一切判らず、安かったと言う理由だけで買ってしまった。
まあ、最悪、内装も時計も、無くなったホーイールのセンターキャップも使えればラッキーくらいのかんじだった。
しかしエンジンルームを見ると、つい、この間まで、動いていた感が物凄くあるし、ウォーターポンプや、セルモーター、タイミングベルトまでビッカビカ。
これは、もしかしたら復活できるんじゃないかと、貧乏根性に火が点いてしまった。
メインキーをひねってもまったくカチカチと来る感触が無く、しかもクルクルと回ってしまう。
「これはもしかするとキーだけ治せば何とかなるかも」淡い期待に胸を膨らませキーを治した。
バッテリーを繋いでACCにするとインパネのランプ達がついた、ラジオもなる、トランクも開く!なんとフューエルの蓋までちゃんと開く!うちのギブリちゃんよりいいじゃないの!

でも、セルはウンともスンとも言わなかった。セルモーターのリレーまではちゃんと着ている。
新品ぽいセルがダメだ!
摘出手術にかかる。222はギブリと違いインマニを外さなくてもセルが取れるので、チョイチョイだ!(嘘です、アクロバティックな体制で作業するので、結構しんどいです)
で、外したセルがこちら
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マグネティックスイッチからセルに入るリード線が切れてる、よく見ると溶断だ。
セルも焦げ臭い。
おそらく、一折メンテナンスしたのに、キーシリンダが壊れたせいで、セルがオーバーランして燃えて、前オーナーは、もうマセラティに愛想を尽かしたのだろう。

と言うことは、セルだけ換えれば動いちゃうのかな?
セルは色々なものに使われている悪名高き、バレオのD6RA
なんとBMWのバイクにまで使われている。
222はD6RA64SHと書いてあったが、何でも一緒だろう、と適当にヤホーで安いのを買ってつけることにした。
マセラティのD6RAは¥30,000位シトロエン、プジョーで¥15,000位、オペルヴィータだと¥5,000位で買える。迷わずオペルにした。
後は、ギア部分を交換して着けたら終りかと思いきや、アーマチュアの部分のギアの数が違う!
アーマチュアが死んでいるのでオペルのものを使いたいのだがそうなると遊星ギアの枚数も違う!となると飛び込むピニオンギアも違ってしまう!
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もっと調べればよかった、と後悔してもしょうがないので、遊星ギアを分解することにした。
と言ってもカシメなので、非分解。
本当に気が引けたが、サンダーでカシメ部分を削りギアを取り替えた。
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後は、得意のアーク溶接!
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そして見事に組みあがった、D6RA
単体で回すと良く回るので、これでヨシと222に装着してみた!見事にクランキングしたが、エンジンは掛からなかった。
がっかりしたが、そういえばギブリさんのときは、昔ゴムハンマーでタンクを叩いてエンジンをかけていたことを思い出した。
222のフューエルポンプはインタンクではなくリアタイヤの奥にむき出しで着いている。なんて親切設計でしょう。
昔使った特殊工具のハンマーでポクポクしたらエンジンが掛かった!
やっぱりマセラティはゴムハンマーですね。
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なんて、どのポンプが共通かググルっている、今日この頃です。
by super_nakata | 2012-02-16 09:16 | マセラティギブリII